ピックアップ取付と弦高調整

ピックアップ取付と弦高調整のご依頼です。

テナーサイズのウクレレ。
やっぱり大きいですね!!


弦高がジョイント部分で3.5mm。
これだと押さえるのにかなりの力が必要になります。


しかし、サドルがブリッジより2mmも出ておりません。
ブリッジを削れば更に低く出来ますが、そこまでの大工事はせずに
サドルだけの調整で最大限、弦高を下げることになりました。


エンピツで罫書いたところ。
削れる部分は僅かしかありません。


今回のリペアとは関係ありませんが、ボディの厚みが左右でこんなに違います。
抱えた時にトップ面を見やすくする狙いもあるのでしょうか??


サドルは2.3弦のトップギリギリまで削りました。



一方、ボトム側はブリッジの中に入り込む形になりました。


真横から見ると微かにサドルに乗っている程度です。
結果、弦高はジョイント部分で3.0mmになりました。
0.5mm下がっただけではありましたが、弾きやすさは結構変わったと思います。


一方のピックアップ取付です。
Trialというメーカーのもので、コンデンサーマイクをボディ内部に
浮かせるように設置するタイプのマイクです。

ちなみに、サウンドホールから内部に向かって声を出すとアンプから声が聞こえます。



こんな感じに取り付けます。
ウインドスクリーンが見えますね。

 



ウクレレアトリエ cotan