マホガニーと呼ばれる高級家具や楽器に仕様される木材についてのお話です。
その産地によって、キューバ産、ホンジュラス産、アフリカ産、フィジー産
などがあり、その値段も大きく異なります。
「キューバ産」
とりわけキューバ産は自生している種は絶滅してしまい、家を解体した時や
家具を解体して楽器用材としたりしているようです。
「ホンジュラス産」
ホンジュラス産は現在ワシントン条約により国際間取引(輸出入)が
出来なくなっております。当工房がストックしているものは、それを見越して
その条約が締結される以前に輸入されたものを購入したものになります。
悪いことしてませんからね(^^;)
※↓ホンジュラス産
「アフリカ産」
アフリカ産はマホガニーと呼ばれているものの、マホガニーに似た木材で
学術的には違う種だとも言われております。アフリカって言っても広いですよね。
まぁ、そっくりなので見分けがつきません。。
マホガニーとして流通していればそうなのだと思うしかありませんよね。
※↓アフリカ産
「フィジー産」
いつも懇意にさせて頂いている材木屋さんから今回入荷いたしましたのは
フィジー産のマホガニーになります。
このフィジー産のマホガニーは、ホンジュラスのマホガニーの種をフィジーに
植林(養殖)して育てた正真正銘のマホガニーになります。
(※一番下に「原産地証明書」を載せてます。)
ちなみに、フィジーはホンジュラスと場所は違えど環境が良く似ているそうです。
あの世界的ギターメーカーのテイラーもフィジー産を使用しており、
「トロピカルマホガニー」と呼んでます。
「サイド材」
色が明るくキラキラしております。
別の角度から。
「トップ材」
タッピング(材を叩いて音を確認すること)した感じでは
ハワイアンコアの様にけっこう甲高い音がします。
ホンジュラス産と同じような音がします。
アフリカ産とは明らかに違いますねー。
例えば
ホンジュラスとフィジーは「パンッパンッ」って感じ。
アフリカンは「ボンッボンッ」って感じ。
原産地証明書
長くなってしまいました...。
最後に、今ストックしているマホガニーですが、
①ホンジュラスマホガニーの「杢あり」&「杢なし」
②アフリカンマホガニー残り僅か
です。
まもなくアフリカンマホガニーの在庫が無くなりますので、
今後はフィジー産のマホガニーを標準材として使用して行きます。
木材の枯渇が問題になって久しいですが、フィジーのプランテーション
マホガニーが出てきたことに一筋の光明を見た気がしました!!
ウクレレアトリエ cotan
https://ukulelecotan.com/