久しぶりにリペアのご依頼です。
岩手県は奥州市水沢区から広く東京でもご活躍されている
辻山ウクレレ教室を主宰されておりますツジヤマガクさん
からのご依頼です。
辻山さんのホームページはこちら
ラベルには「Tokyo Violin」とありますが、
年季の入ったウクレレです。
年季の入ったウクレレです。
接着面の剥がれやクラックを修理いたします。
トップ面は大きくグルっと剥がれておりました。
バック面も剥がれております。
トップ面にクラックがありました。
剥がれた隙間にタイドボンドを流し込んで圧着します。
トップ面のクラックには表側からボンドをすり込みます。
サウンドホールから手が入らないのでまずは鏡を使って内部のチェックを行います。
内側からはチップを張るのでボディ材と同じマホガニーを用意します。
この様に切り出しまして。
こんな感じで内側に貼り付けるイメージをします。
手が入らないので磁石を使ってピンポイントで貼り付けます。
一発勝負なので難しいです(^^;)
隙間なく接着されました。
バック面も同じく。
クラックがありましたが、大きなブレイシングあるため
チップの貼り付けが出来なかったのでボンドをすり込みました。
バック面なので強度的に大丈夫かと思われます。
側板にもクラックがありました。
カーブになっておりチップの貼り付けが出来ないため
ここもボンドのすり込みで対処しました。
ウクレレアトリエ cotan